今回は、樋口 智巳さん著の「映画館を再生します。小倉昭和館、火災から復活までの477日」
という本をご紹介します。
その前に、まずはタイトルの小倉昭和館をご紹介します。
小倉昭和館とは
小倉昭和館は、福岡県北九州市小倉北区魚町の旦過市場にあった映画館です。
1939年に芝居小屋として開館し、1952年に映画館に改装されました。
北九州市唯一の個人経営による映画館であり、地元の人々に親しまれてきました。
小倉昭和館は、昭和レトロな雰囲気が魅力の映画館でした。
座席は赤いベルベット張りで、天井にはシャンデリアが飾られていました。また、昭和の名作映画や、インディーズ映画、ドキュメンタリー映画など、幅広いジャンルの映画を上映していました。
そもそも、旦過市場とは?
旦過市場は、福岡県北九州市小倉北区魚町にある、約100年の歴史を持つ市場です。
鮮魚店、精肉店、青果店、酒店、飲食店など、約120店舗が軒を連ね、地元の人々に親しまれてきました。
旦過市場の火災とは?
旦過市場では、2度火災が発生しました。
1度目は、2022年4月19日未明。
火は瞬く間に市場全体に燃え広がり、42店舗が焼損しました。
さらに2度目は、4か月後の8月10日夜、旦過市場で再び火災が発生しました。
火は20時間以上燃え続け、45店舗が焼損しました。
2度の火災で焼損した店舗は、計87店舗にのぼりました。
火災の原因は、いずれも初期消火ができなかったことによる延焼とされています。
旦過市場の火災は、地元の人々に大きな衝撃を与えました。
市は、再整備事業を進めており、2027年度中の完成を目指しています。
再整備では、スプリンクラーなどの防災設備の整備や、店舗の耐震性強化などが計画されています。
旦過市場の再建は、地元の活性化につながると期待されています。
2度目の火災で小倉昭和館全焼
2022年8月10日夜、小倉昭和館は火災により全焼しました。
火災は、同市場に隣接する飲食店から出火したとみられています。
火は瞬く間に市場全体に燃え広がり、小倉昭和館にも延焼しました。消防隊が出動して消火活動を行いましたが、午前2時までに鎮圧状態となりました。
小倉昭和館は、昭和レトロな雰囲気が魅力の映画館でした。
座席は赤いベルベット張りで、天井にはシャンデリアが飾られていました。また、昭和の名作映画や、インディーズ映画、ドキュメンタリー映画など、幅広いジャンルの映画を上映していました。
小倉昭和館の火災は、地元の人々や映画ファンに大きな衝撃を与えました。しかし、地元の映画ファンや関係者からの支援を受けて、2023年12月の再建・再開を目指しています。
再建・再開に向けては、クラウドファンディングで支援金を集めました。目標金額の3000万円を大きく上回る4027万6444円の支援が集まりました。この支援は、再建費用の一部に充てられます。
小倉昭和館の再建・再開は、地元の映画文化を守るだけでなく、旦過市場の活性化にもつながると期待されています。
小倉昭和館の復活を題材にした本が今回の本です
小倉昭和館の復活を題材にした本が今回の本
樋口 智巳さん著の「映画館を再生します。小倉昭和館、火災から復活までの477日」となります。
2023年11月22日発売予定です。現在Amazonでは予約受付中です。
小倉昭和館ファン、旦過市場ファンだけでなく、映画ファンにも手に取って読んで頂きたい本です。
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